袖 ひ ち て むすび し 水 の こ ほれる を 春 立 つけ ふ の 風 や と くらむ。 古今和歌集「袖ひちてむすびし水の~」解説・品詞分解・現代語訳

(三九〇) すみがまの 煙 ( けぶり )もさびし大原やふりにし里の雪の夕ぐれ 佛名のこころをよめる (三九一) 身につもる罪やいかなる罪ならむけふ降る雪と共に けなな ( イけぬらむ )む 類從本には結句「け ぬらむ」とあり 【参考歌】作者未詳「家持集」 奧山の岩ほの苔の年ひさに見れどもあかぬ君にもあるかな 【主な派生歌】 風ふけば磯うつ波の立ちかへり見れどもあかぬ君にもあるかな ほのみてし君にはしかじ春霞たなびく山の桜なりとも 寛平御時きさいの宮の歌合の歌 蝉の声きけばかなしな夏衣うすくや人のならむと思へば (古今715) 【通釈】蝉の声を聞くと悲しいことよ
況乎進恐 2時俗之嘲 1、退慙 2才藝之拙 1 古の事をも歌をも知れる人よむ人多からず
人の心を頼むことは、それよりもっと難しい、というのである (六五) たづね見るかひはまことに 相坂 ( あふさか )の 關路 ( せきぢ )に匂ふ花にぞありける 定家所傳本には、第四句「 山路」とあり
古今集巻十二、恋歌二の巻末を飾る かの御世や、歌の心をしろしめしたりけむ、かの御時におほきみつのくらゐ 柿本の人麿なむ歌のひじりなりける
gen 02:001425 恋ふる間に年の暮れなば亡き人の別やいとゞ遠くなりなん kanji 02:001425 恋ふる間に年の暮れなば亡き人の別れやいとど遠く成りなむ 比べてみると、結構難儀な問題を抱えていることが分かります (一七三) 秋ちかくなるしるしにや玉 すだれ ( イだれの )こすのまとほし風 の ( イぞ )凉し さ ( イき ) 類從本には第三句「玉 だれの」結句「風 ぞ凉し き」、 定家所傳本には第三句「玉 だれの」結句「風の凉し き」とあり
古風を好む人は、よめといふともよまじ」と評せり 眞淵は「ちりのわかれはの句、此心のちの樣なり」と評せり
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菊の花に置いた霜という白を重ねた微妙なイメージも意図されているに違いなく、万葉歌にはなかった複雑な味わいを出している。

(六七) あふ坂の嵐の風に散る花をしばしとどむる 關守 ( せきもり )ぞなき 類從本には「雜」の部にあり。

「下の帯」の両端は一度は離れて胴体を廻り、再び巡り合って結び合わされる。

(一三) ふか草の谷の鶯春ごとにあはれむかしと 音 ( ね )をのみぞ鳴く (一四) 草ふかき霞の谷にはぐくまる鶯のみやむかし戀ふら し ( イん ) 類從本には第三句「 春ごもる」 定家所傳本には「はぐく もる」とあり。

「木毎にを、梅といふ文字といへど、是は自然と見えたり」(季吟『八代集抄』)、「木毎は、梅の字をよみ入れたりと云ふは過ぎたり」(真淵『古今集打聴』)など。

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現世が夢であるとは仏説に基づく当時の常識であるが、それを初二句の対句によってこの上なく簡潔に証明している 使用方法• 中国から伝来したもので,中国では南天と書 きますが,わが国では俗に難転ナンテンと解し,食あたりをしない呪マジナイとします
雨いたくふれる夜ひとり時鳥を 類從本には「雨いたくふれる宵より郭公を聞てよめる」とあり あまねき御うつくしみの波、八島のほかまで流れ、廣き御惠みの陰、筑波山の麓よりも繁くおはしまして、よろづのまつりごとをきこしめすいとま、もろ\/の事を捨て給はぬあまりに、いにしへの事をも忘れじ、ふりにし事をもおこし給ふとて、今もみそなはし、後の世にも傳はれとて、 延喜五年四月十八日に、大内記 紀友則、御書の所のあづかり 紀貫之、前の甲斐のさう官 凡河内躬恆、右衞門の府生 壬生忠岑らに仰せられて、 萬葉集にいらぬふるき歌、みづからのをも奉らしめ給ひてなむ
建保五年十二月方違の爲に永福寺の僧坊に罷りてあしたあした歸り侍るとて小袖を殘し置きて (三八七) 春待ちて霞の袖にかさねよとしもの衣のおきてこそゆけ 類從本には「一本及印本所載歌」の部にあり 萬葉に、打なびくといふと、打なびきといふと、二つあれど、共に打はへたることにあらず」と評せり
今も古人の心詞をえば、などか、かたくなに古人のあとにのみよらん 名所をよむには必らず其古歌その所の樣などをいはでは所の動くなどいふめるは、いとまだしきほどの人のいひごとぞや
蟬のなくをききて 類從本には「寒蟬啼」とあり 定家所傳本には結句なし
萬葉に烏羽玉と書きしは黑玉のことなり」と評せり 眞淵は「四の句後なり」と評せり
原義は「玉梓」 大友黑主之歌、古 猿丸大夫之姿也
まして是より後にもいふ人のつたなさよ こはたやすきに似て、かたし
(三七二) はらへただ雪わけ 衣 ( ころも )ぬきを薄み積れば寒し山 あらし ( イおろし )の風 類從本には結句「山 おろしの風」とあり 【他出】友則集、古今和歌六帖、定家八代抄、桐火桶 【主な派生歌】 をる人の袖こそかはれ色もかもおなじ昔ににほふ梅がえ 寂身 花やただ年ふる人ぞあらたまるなごりはしらむ春の木の本 三条西実隆 寛平御時きさいの宮の歌合の歌 み吉野の山べに咲ける桜花雪かとのみぞあやまたれける (古今60) 【通釈】吉野の山に咲いている桜の花は、雪かとばかり見間違いされてしまうのだった
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